5月5日、きものを着て何しに出かけたかと言うと、黒田商店の下駄を買いに行ったのでした。
「ゴールデンウイーク期間中、青山のスパイラルビルに出店予定」との情報を『七緒vol.5』で読み、これは行かねば!!と、かめのあゆみちゃんを誘って、表参道まで出向いた次第。
きもの関連の雑誌やら書籍やらでおなじみのこのお店。
雑誌で仕入れていた情報通り…いや、それ以上に素敵な創作鼻緒が満載でした。
世界各地の古布で作った鼻緒やら、リボンが縫い付けてあるものやら、ジッパー付き(しかも開くと中にも表の鼻緒ときちんと色合わせした布が縫い付けてある)やら、スナップボタンを打ってあるものやら…。
台もバラエティに富んでおり、小さな催事場だったのにも関わらず、私は足を踏み入れた瞬間、おもちゃ屋に入り込んだ子供のように目をキラキラさせてしまいました。
そんな中、私が手に取ったのは水色地に花と蝶の黒い織り模様がかすれたように入った鼻緒。
「この鼻緒には、こういう粋な形が合うんじゃないかしら?」
と、最初に店員さん(多分、このお店の奥様だと思う)がその鼻緒に合う台として薦めてくれたのは、このタイプのもの。
“三味右近”という名の形のようです。
その後、これと同形の白木にも合わせてみたところ、どちらもいい感じ。
悩む悩む。
そんな私に最後に薦めてきたのが舟形の一見特徴のない台。色は黒。
「鼻緒が個性的なので、台はあまり個性の強すぎない
ものでもいいかも… でもね、この台、ちょっとこちらの
明るいところで見てみて!ほら…」
んんん?
…おーーーー!!実は紺色ではないですか!
「ね?鼻緒の水色といい相性でしょう?これで鼻緒と
台の間に白足袋を履いた足が入ると、とてもきれいよ」
確かに確かに!!
「それにさっきの台よりもお値段も手頃だし、使い道も広いし」
うんうん!!
…というわけで、購入決定。
現物はこちら。
この鼻緒に使っている布は、中国の清時代のものだそうです。
とても古いもののため、黒の織り部分が擦れてしまっているのだとか。
かすれたように見せた模様なのではなく、経年変化で擦れてしまっていたのでした。
でも、この擦れた感じがたまらなくいい!!
多分、擦れてなかったら、私はそれほど惹かれなかったんじゃないかなぁ。
最後に足にぴったり合うように鼻緒をすげてもらいました。
ついでにこの日履いていた草履の鼻緒も調整してもらってしまった(笑)。
先日購入した「おきぬ屋さん」の草履だったのだけれども、最初から鼻緒が緩くて、非常に歩きづらかったのです。
やっぱりきちんと合わせてすげてもらった履物は、とーーっても歩きやすい。
「わーーこれなら走っても大丈夫!」
と催事場で小走りしたら、すげてくれたご主人に笑われてしまいました。
黒田商店さんは、6月に歌舞伎座、7月に日本橋三越に出店されるそうです。
ううう、また買いに行ってしまいそう…。
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